フェンスは主に防犯対策やプライバシーの保護、さらには景観の向上を目的として設置されます。素材には木材、アルミ、鉄、樹脂などさまざまな種類があり、それぞれ耐久性やデザイン性、メンテナンスの手間などに特徴があります。住宅の庭を囲うフェンスや、商業施設の駐車場を仕切るフェンスなど、利用シーンは幅広く、個人から企業まで多くの需要があります。しかし、長期間使用すると風雨や経年劣化によって腐食や破損が生じることも少なくありません。

この記事では、フェンス修理の費用相場や、修理に火災保険を使えるのかという点についてご紹介していきます。フェンス修理を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。

フェンスの修理・交換の費用相場

まずはフェンスの修理・交換の費用相場についてご説明します。

一部の部品の調整や交換などの軽微な修理で済む場合は10,000円~、塗料の塗り直しは15,000円~が相場です。

フェンス交換の費用は、交換するフェンスの面積により変動し、1平方メートルあたり50,000円~が目安です。
使用する素材でも費用は大きく変動しますので、もし予算の目安がある場合は業者に相談されることをおすすめします。よりリーズナブルな素材に変更することで予算内での交換が可能になるかもしれません。

またフェンスを新しく設置する場合は設置場所の土台工事も必要で、その場合の費用相場は土台1箇所あたり7,000円~です。
撤去する場合は50,000~100,000円が相場ですが、面積により変動するためまずは見積もりを取りましょう。

フェンスを長持ちさせるコツとは?

フェンスは屋外に設置されるものですので直射日光や雨風にさらされて経年劣化しやすい設備です。
例えば台風などで長時間雨が降った後は雨や汚れをすぐに拭き取る、定期的に塗装を塗りなおすなどご自身でのお手入れを心掛けましょう。

フェンスの修理に火災保険が使える場合があります

火災保険に加入されている場合、フェンスの修理にも火災保険が使えるのか気になりますよね。いくつかの条件を満たす必要がありますが、フェンスの修理にも火災保険は使えます。
この章では火災保険が使える条件、逆に使えないケースについてご説明します。

条件①「建物付属物」が保険の対象に含まれている

火災保険の対象は一般的に「家財」「建物」のふたつで、このうちの「建物」に「建物付属物」がご自身の加入している保険の対象に含まれているかをまずは確認しましょう。フェンスはこの「建物付属物」にあたります。

また現在は火災保険に加入していない方は今後加入する際には「建物付属物」まで対象に含めることをおすすめします。

条件②破損の原因が自然災害や偶発的な事故

修理したいフェンスの破損の原因も火災保険が使えるかの条件となります。火災保険が使える代表的なケースは次のものです。

災害による破損

大雪が積もってフェンスが割れてしまった、台風の時に風による飛来物がぶつかって曲がってしまったなど災害により破損した場合です。その他の自然災害でも補償されるケースが多いですが、地震による破損の場合は「地震保険」での補償となりますので要注意です。

思わぬアクシデントによる破損

子どもが遊んでいる最中に誤ってボールをぶつけてフェンスがへこんでしまった、第三者が自動車事故を起こし衝突したなどのアクシデントが原因の場合です。

逆に次にあてはまる場合は火災保険が使えないので注意してください。

・経年劣化による破損
前述のとおりフェンスは経年劣化しやすい設備です。経年劣化による破損の場合は火災保険は使えませんので、定期的なお手入れで長持ちさせることが大切です。

・破損の発生から3年が経過している
火災保険を使うためには破損が発生してから3年以内に保険会社に申請しないといけません。申請は早めに行うようにしましょう。

さらに火災保険について詳しく知りたい方はこちらの記事もあわせてご参照ください。
火災保険の補償対象や補償される条件は?

まとめ

今回はフェンス修理の費用相場や火災保険が使える条件についてご紹介しました。

住まいの修理サービスではフェンスの修理・交換はもちろん、新規の設置・土台工事、リフォームまで幅広くご対応しております。お住まいのフェンスに関してお困りごとがある場合はぜひ当店にご相談ください。0120-28-1199にお電話いただけましたら年中無休で駆けつけます。