日々の生活に欠かせないお風呂のトラブルには早めの修理が必要ですが、「お風呂修理は自分でできるの?」と思うこともあるかもしれません。専門的な作業や安全面の配慮が求められるお風呂の修理には、プロの修理業者の技術が欠かせません。
本記事では、お風呂修理をプロの業者に頼むべき理由や修理の費用相場、火災保険について詳しく解説していきます。

お風呂の修理は自分でできる?

お風呂が修理が必要になった時、修理業者を探すのが手間、なるべく費用をかけたくないという気持ちから「できれば自分で修理したい」と考える方もいらっしゃるでしょう。
結論からお伝えすると、お風呂の修理は慎重かつ専門的な技術を要する作業であるため、プロの修理業者にご依頼されることをおすすめします。

まず、お風呂は水回りの設備であり、水漏れや配管の問題が発生する可能性があります。これらの問題は専門的な知識や経験を要するため、知識の無い方が手を出すと逆に悪化することがあります。また、配管工事や防水処理などはプロの技術が必要であり、正確な施工が求められます。

さらに、お風呂の修理には電気設備が絡むことがあります。電気と水の組み合わせは危険を伴いますので、安全面においてもプロの技術が欠かせません。誤った修理が原因で事故が発生する可能性があるため、絶対に注意が必要です。

プロに依頼することで、これらのリスクを回避できます。専門の修理業者であれば正確で迅速な修理が可能であり、安全面でも信頼できます。問題を的確に診断し、確実な解決策を見つけることができます。信頼できる業者に相談し、迅速に問題を解決することをおすすめします。

修理内容と費用相場

次にお風呂修理のよくある修理内容と費用相場をご紹介します。

排水口、排水管

髪の毛などのゴミや誤って流してしまった異物が詰まっていることが原因で、排水されず異臭がしたり、流した水が逆流してしまいます。
詰まっている箇所が手前であったり、異物が小さい場合は簡単な作業で取り除けますが、そうでない場合は高圧洗浄機を使用することもあります。

費用相場は簡単な作業で5,000円~、高圧洗浄機を使用すると50,000円前後です。

シャワーの不具合

部品の故障・経年劣化により、シャワーホースやシャワーヘッドからちゃんと水が出てこない、水が漏れてくるという不具合です。故障の原因となっている箇所をしっかりと判断し、部品の交換を行います。

費用は部品の価格によりますが5,000円~です。

シャワーヘッドを落としてしまい大部分が割れている、シャワーホースに大きなひび割れが起きているというようなケースは部品の交換でなく、シャワーごと新しいものに付け替えになることもあります。

その場合の費用は50,000円~となります。

浴槽

重たいものを落としてしまって浴槽にひび割れが起きてしまった場合は、すぐに修理業者に依頼しましょう。ひび割れた箇所から水が漏れることで周辺にも水が滲み、カビや腐敗が広範囲に発生することにも繋がってしまいます。

費用相場は、簡易な塗装で済む範囲であれば10,000円~、浴槽を丸ごと交換する場合は100,000円~となります。

蛇口

蛇口を閉じているのにちょろちょろと水が漏れてくる、蛇口が硬いor緩いなどの不具合です。
部品の経年劣化や緩みなどが原因となっていることがほとんどです。不具合の原因となっている箇所を突き止め、部品の調整や交換を行います。

費用は部品の価格によりますが5,000円~です。

お風呂の床がひび割れてしまったという場合は、すぐに修理業者に依頼してください。浴槽のひび割れと同様に、割れた箇所から水が漏れてしまわないようお風呂の使用はやめておきましょう。

作業内容や費用相場は10,000円~100,000円でひび割れの度合によって大きく変動します。

換気扇

換気扇が回らない、換気されない、異音が鳴っているといった不具合です。部品の緩みや劣化、電気系統のトラブルが原因となっています。

部分的な部品の交換であれば費用は5,000円~です。故障範囲が広い場合は換気扇全体の交換となり、50,000円~がかかります。

電気系統の修理であれば大がかりな工事となり、数十万の費用がかかることもあります。事前に必ず見積もりをとり、修理内容を確認した上で依頼するようにしましょう。

給湯器

お湯が沸かない、設定した温度にならない、異臭がするなどの不具合です。使用し始めてから10年以上経っていれば経年劣化の可能性も高いです。その場合は新しいものに交換することをおすすめします。

修理の場合の費用相場は10,000円~、交換の場合は100,000円前後です。

交換の場合はどのメーカーのものにするかで価格が変動しますので、様々な商品を比較されることをおすすめします。

火災保険は使える?

お風呂修理は内容によっては高額になるため、火災保険を使いたいと考える人もいると思います。

火災保険が使えるかは状況次第ですが、補償される場合の一般的な条件は「突発的な事故が原因」のキズを「修復する」ということです。経年劣化、故意につけたキズ、発生から3年以上経過している、リフォームの場合は火災保険の補償の対象外となることがほとんどです。

お風呂の修理であれば「誤って重たいものを落とし、床や浴槽にヒビが入った」というような「突発的な事故が原因」であれば火災保険が使えるかもしれません。

火災保険について詳しく知りたい方はこちらの記事をご参照ください。
火災保険の補償対象や補償される条件は?

お風呂の修理は火災保険で補償できるケースがありますが、保険商品によって条件が異なります。お客様の状況が補償の条件にあてはまるのかご自身では判断が難しいので、まずは加入している保険会社に問い合わせてみましょう。

まとめ

本記事ではお風呂の修理に関するトラブル例や費用相場などについてご紹介しました。

「住まいの修理サービス」ではお風呂の修理からリフォームまで幅広くご対応しています。
大阪・奈良・兵庫を中心に近畿一円のご依頼を承っておりますので、お風呂の関するお悩みごとがございましたら当店までぜひお気軽にご相談ください。ご依頼はお電話・メールフォームより受け付けておりますので、緊急のトラブルもお任せください。