「フローリングにキズができてしまった」「歩くとフローリングから音がする」などフローリングに関するお悩みはないでしょうか？
修理が必要なのにそのままにしていると生活に支障が出たり、修理が必要な範囲が更に広がってしまうことも。

こちらの記事ではよくあるフローリング修理の事例や費用、修理に火災保険が使えるかということについて解説します。フローリング修理をご検討中の方はぜひ参考にしてください。

フローリングの特徴

日本の住宅はかつては畳がメインの床材でしたが、徐々にフローリングが使用されはじめ、近年新築される住宅は家の中の床材が全てフローリングというケースも多くなりました。
フローリングは、一般的に木材や合成材料で作られた床材です。木の温もりと自然な風合いが魅力で、通常はクリアコートやウレタンで仕上げられます。比較的メンテナンスが簡単で、日常的な掃除で美しい状態を維持できることも特徴です。

ただし日常生活の中でキズができやすく、素材が木材のため重みに弱く温度や湿度による経年劣化は避けられないという面もあります。

フローリングの修理は自分でできる？

接着剤や塗料を塗るだけで簡単に修復できるような軽微なキズであればホームセンターなどで揃えられる道具でご自身で修理できます。その場合、数千円の材料費で賄えるでしょう。
ただし、修理箇所が広範囲になる場合やフローリングが腐敗していて交換が必要な場合などはご自身での修理は難しく専門の業者に依頼することをおすすめします。専門の修理業者であれば、最短の期間で適切に修理できます。

ちなみに賃貸物件にお住まいの場合は、事前に大家や管理人に家の中を修理しても問題無いかを確認するようにしましょう。

フローリングのトラブル例

次にフローリングによく起きるトラブル例についてご紹介します。

キズ、焦げ

家具を移動させる時にひきずってしまった、アイロンを誤って落としてしまったことなどでキズや焦げができることがあります。
範囲が限られていて軽微なものであればご自身で修理することも可能です。

へこみ

家具を長年同じ位置に設置していた、重たい物を落としてしまったことなどが原因でへこみが生じます。あらかじめカーペットを敷いておく、定期的に模様替えで家具の位置を変えるといったことである程度予防できます。

⾊褪せ、変色

フローリングの材質上、経年劣化や紫外線のダメージによる色褪せや変色は必ず生じる劣化です。完全に予防することは難しいですが、直射日光が当たらないよう気をつける、遮光性の高いカーテンを使用することで劣化のスピードを遅くすることはできます。
張替えや色を塗りなおすことで対応しますが、広範囲になるため修理業者に依頼されることをおすすめします。

カビ、シミ

湿気や水分を吸収することによりフローリングにカビやシミが発生することがあります。特に水回り付近で水がついた場合はすぐふき取るようにしましょう。
資材が腐敗してしまっているような場合はフローリング全面の張替えが必要になります。カビやシミが広範囲であったり、発生してから長期間経っている場合はフローリング下の家の基礎部分も劣化している可能性もあるためなるべく早いタイミングで対応しましょう。

歩くと床が軋む

歩くとミシミシ、ギシギシと音がするのは「床鳴り」と呼ばれる現象です。乾燥や湿気を吸収することによりフローリングが伸縮することやフローリングのつなぎ目に隙間ができることで起こります。
フローリングの材質上よく起きることで修理が不要なケースもありますが、音が大きくなってきた、気候に関係なくいつでも軋むといった場合は点検されたほうがよいでしょう。

歩くと沈む

歩くと床が沈む現象は、基礎部分に問題があったりシロアリが発生しているなどより深刻な症状です。劣化が進行すると重みに耐え切れず床が抜けてしまうこともあるため、早急に修理業者への依頼しましょう。

畳からの張替え

フローリングは掃除が簡単、見た目がスタイリッシュになるという理由から畳からフローリングへの張り替えのご希望される方も近年増えてきています。こちらはリフォームにあたりますが、当店ではフローリングのリフォームも承っております。

フローリング修理の費用

フローリング修理の費用目安をご紹介します。

修理には作業員の出張費、修理の施工代、部品を交換する場合はその部品代といった費用が発生します。
簡易な修理であれば1万円以内、修理範囲が広ければ2～3万円前後と料金設定している業者が多いようです。
張替えであれば更に費用が必要で、最低でも10万～で張替えの範囲や使用する素材で変動します。

上記はおおよその費用目安となり、実際の金額については現場の状況によるところが大きいので、まずは修理業者に見積もりを取ってみましょう。

フローリングの修理に火災保険は使えるの？

フローリングを修理したい時に火災保険が使えるのかも気になりますよね。

火災保険が使えるかは状況次第で、補償される場合の一般的な条件は「突発的な事故が原因」のキズを「修復する」ということです。

つまり「子どもがおもちゃを落としてキズをつけてしまった」「誤って重たいものをおとしてしまった」といった「突発的な事故が原因」であることが条件なので経年劣化によるもの、故意につけたキズは火災保険の補償の対象外です。
また見た目を綺麗な状態にするためのリフォームでも火災保険は使えません。

火災保険について詳しく知りたい方はこちらの記事をご参照ください。
→火災保険の補償対象や補償される条件は？

フローリングの修理は火災保険で補償できるケースがありますが、保険商品によって条件が異なっており、ご自宅の状況が補償の条件にあてはまるのかは判断が難しいところです。まずは加入している保険会社に問い合わせてみてください。

まとめ

「住まいの修理サービス」ではフローリングの修理からリフォームまで幅広くご対応しています。
大阪・奈良・兵庫を中心に近畿一円のご依頼を承っておりますので、フローリングの関するお悩みごとがございましたら当店までぜひお気軽にご相談ください。お客様のご状況をヒアリングし、最適なご提案をさせていただきます。